かもさと園でたけのこ掘り
波々伯部さんから竹林や池、川があり、田んぼもあり自由に何か企画できる場所があるというお話しを以前から聞いており、それならばまずはその現地を見てこようということになり、今日のたけのこ掘りというお楽しみ付きでかもさと園の河合さんにおじゃますることになりました。
旬菜からは岩尾さんと私、ごいっしょするグリーンツーリズムわっはっは側からは波々伯部さん、鍋谷さん、青山さん、戎田さんが今回の参加者です。
到着してまず目の前の畑に案内され、ブルーベリーの苗木を見せていただきました。少し枯れた感じだなと思っていたら、波々伯部さん曰く、水枯れという現象で冬は乾燥するので水やりを1週間くらいに1回は必要なのだそうです。波々伯部さんはブルーベリーの栽培歴
が河合さんより長いのでいろいろアドバイスをされていました。
ブルーベリーは若いときは花が咲いても摘んでしまって実をならさないようにし、10年くらいたってようやく実を収穫することができるのだそうです。それは若い頃に実をつけさせると木を痛めるからだそうです。私たちが口にしているブルーベリーは大変手間がかかったものなのだと実感しました。
そして畑のすぐそばにビニールハウスが建てられていて、ここにはブルーベリーの苗木を育てて置く場所にするそうです。ブルーベリーは食べてもおいしいですが、かわいい花をつけるので小さな鉢植えとしてインテリアにも人気があるそうです。ブルーベリーの摘み取り体験とブルーベリーの鉢植え販売も考えておられるようでした。
この畑では夏はトウモロコシ、冬は大根の収穫体験をしてもらうため、保育所の子供たちに開放しています。黒のシートはマルチシートといって日光をさえぎることで雑草を生えにくくさせるものです。これは土にかえるタイプです。
 次に鶏舎に向かいます。畑まで鶏の声が響いていたのでどれだけいるのだろうと思ったら驚きの1500羽でした。鶏舎は複数あり、1つの鶏舎に2羽ほど雄鶏が入っていました。卵は1日1000個取れるそうで、1個40円で販売されているそうです。
 餌についてはかなりこだわりを持っておられるようで、野菜クズおから、おがくずを混ぜて与えています。おからは国内産大豆しか使わないお豆腐屋さんのものを車で3時間かけて取りに行き、シメジの栽培に使ったおがくずを好気性菌で発酵させたもので酸性になりがちな体をアルカリ性に保つように鶏たちの健康を守りながら飼育されています。
いよいよ、本番のたけのこ掘りです。つるはしを持って川本さんは私たちを竹林へ案内してくれました。落ち葉の中に隠れてわかりにくいたけのこを見つけては、「こっち、こっち!」とつるはしの奪い合いで大量のたけのこを掘り当てました。後日旬菜のミーティングでおしゃべりしながら皮むきをして、その翌日ぬかで煮てと3日がかりの下準備を経てたけのこご飯を味わうことができたわけです。
さて
、たけのこ掘りも一段落して、あたりを散策しました。回りに高い山があって山里イメージの強い丹波地方とはまた違った雰囲気です。加西市や小野市などは平野が広がり、人間の手が入った山がオアシスのように点在し、古くから農耕が行われていることがしのばれる地形です。
兵庫県内にあってのどかな里山が広がり、船を浮かべられる池もある。そして道路から奥まっている隠れ家的ロケーションも申し分ない。こんなに条件が揃うところはそうありません。ここで自由に企画イベントができるなんて夢のようです。今、みんなが集う場所を建築中で今年の11月には完成するとのこと。そのあかつきにはぜひ何かやりたいなと私は思ったのでした。
<<文章:鈴木 緑>>
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