2002兵庫県有機農業祭
小雨模様の天気の日曜日。神戸元町にある兵庫県農業会館10階で、有機農業祭が行われました。これは特定非営利活動法人兵庫県有機農業研究会主催です。
午前の部では、「食卓に毒菜がやって来た&アトピー親子の奮闘記」と題して、ルポライターの瀧井宏臣氏が講演を行い、引き続き午後には、有機JAS認証の農産物や加工品の展示・即売が行われました。
この日は、生産者や製造業者、流通業者や一般の消費者など、様々な立場の有機農業に関心を持つ人たちが集まり、会場は満席の状態でした。
講演では、4年ほど前にご子息のアトピーの発症がきっかけで、取材を続けるうちに食べ物の問題点に気づいたことや、香港や中国の農薬中毒事件の発生などから、輸入野菜の置かれている現状やその背景がどのようなものであり、また、今後どのようにしなければならないのかを、みんなで考える時期に来ているとのお話でした。
引き続き行われた農産物や加工品の展示・販売は、来場者が非常に多く、ひしめき合っての状態でした。そこには、有機栽培ふどうで作られたワインや、地酒、野菜やそれらを使った加工品などがひしめくようにならんでいました。
農産物を作る人、加工する人、それらを売る人、それを買う人、それぞれの立場の人たちがそれぞれの思いを語り合う機会が少しずつ増えていけば、新しいものの流れが生まれるように思います。
<<文章:桃田 直子>>
▲ページTOPへ
レポート一覧へ戻る
|